私達は、理想の人財育成のプロセスを次のように考えています。それは、次の3つの要素を統合し、幸福感の醸成と持続的な成長を得ることができるような学びのシステムを実現することです。
1.自分らしい使命・夢・価値・情熱(MVP)の発見
2.他者・組織との相互信頼構築、共創の実現
3.奥深い自己理解とストレスからの開放
そして、上記のプロセスを実現させる為には、様々な場(会社・学校・自治体・政府機関等)に於いて、その推進者となる「メンター」が必要であると考えます。
MGSは、その哲学と方法論を共に学び、社会に貢献できる人財を輩出するために設立されました。
近代という時代に於いて私達に大きく影響を与えてきたのが科学主義や合理主義の根本哲学である“分離・分割の思考”だと考えます。言い換えると“対立の思想”ということになります。厄介なことに、私たちは、生まれた時からこのパラダイムの中で育っているため、このパラダイムを客観的に意識することはほとんどありません。
そこで、私たちが提唱するのは、“統合の思考”、つまり、相反するもの同士を対立の関係におくのではなく、“活かし、活かされる”関係に変化させようという取り組みです。これは、家庭、学校、企業などの組織、地域社会、国際社会・・・の全ての領域で必要なものだと考えます。
過度な“競争”ではなく“共創”、“教育”を進化させた“共育”というような概念が大切になってきます。私たちは、この概念でカリキュラムや学校づくりを展開しています。
各分野で人に影響を与えるお仕事をされている方々にご参加いただき、学習された内容を現場で実践していただきたいと考えています。そして、この哲学と方法論こそがこの時代に個人を幸せに導き、組織を繁栄に導く一番の近道であると考えています。
以上が、本学の設立趣旨であります。
学長 大野雅之